日本は世界で最も成功した社会主義国?

2009.12.26 Filed under: その他, 雑感

週刊 東洋経済 2009年 12/19号 での特集「30歳の逆襲」で社会起業家が取り上げられました。ライブドア元CEOの堀江氏がブログで取り上げ、ちょっとした話題になったようです。

社会起業家とか眠たいこと言ってんじゃねーよとか私は思うけど。|堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」

社会起業家って能力足りないから基本的な社会貢献の部分しかできず、利益も出せません、だから株主も納得させられません、悪しからずって事なんじゃないかなっていう見方をしてる。それゆえに「社会貢献」の部分をアピールしすぎるくらいしているんじゃないかと。
そういう意味でちゃんとした起業家が割を食うのはなんだかなあと思うのだ。

社会貢献ばっちりやって、さらに儲けられる仕組みつくったら皆から感謝されるし社員もどんどん集まるし資金もたくさん集まる。それが理想なんじゃないかね。

週刊 東洋経済 2009年 12/19号 サイバーエージェントCEO藤田氏

この世代は社会起業家が増えているというが、その前にすべきことがあると思う。ビル・ゲイツのように死ぬほど稼いで社会に貢献するというならわかるし、自分もいずれそうありたいと考えるが、経営者として事業を大きくすることが今の目標だ。長く経営者として責任とプレッシャーと闘っている私からすれば、社会起業家はそうしたものから逃げているように見えてしまう。

元マイクロソフト社長成毛氏やマネックスグループCEO松本氏など、著名な企業家のインタビューも掲載されていますが、やはり同じように30歳前後の社会企業家に対して厳しい意見も散見されます。

社会起業家という言葉を作り出し、若い世代の起業家を露出させ成長しやすくするという意味では社会起業家という言葉を流通させるのは有効だと思います。
しかし、メディア露出などが増えていくにつれ、残念ながら社会起業家と呼ばれる人の中には勘違いする人も少なからず出てきます。それが、今回の厳しい意見につながっているように思えます。

日本は資本主義国家ですが、官僚主導の政治・経済システムが解消されず「世界で最も成功した社会主義国」と、欧米資本主義諸国から揶揄されたりします。
そういった背景があって正しい教育が進まないのか定かではありませんが、資本主義の認識がずれている人が多いと感じる時があります。

税金が投下されているにもかかわらず横柄な態度をとってしまう公務員、民間であっても公共事業に依存し企業努力もなく自立ができない企業やNPO、ビジネスの世界では通用せず自分の能力の限界を感じ活動フィールドを移しただけで社会貢献というよりは名声や注目という低次の承認(尊重)欲求(マズローの自己実現理論)を満たすのが目的なのかと疑問を抱かれるような人など、勘違いと言われても仕方のない人もいるのもまた事実です。

堀江氏や藤田氏が言うように、まずは、所得再分配をされる側ではなく、する側になってからはじめて社会に貢献といえるのではないだろうか。

特に地方はこういった経験のある経営感覚のあるリーダーを排出しない限り、この先、衰退を防ぐどころか現状維持もできないのではないだろうか。

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